寒い冬が続いていますが、桜が咲く季節になったら小学生になるのを楽しみにしている子どもたちも多いことでしょう。
令和3年度に水巻町の小学校に入学する子どもたちのために、今年も「セカンドブック」の紹介コーナーができました。

水巻町では、子ども読書活動の一環として、親子のふれあいや子どもたちの心の豊かな成長を願って、4ヶ月、1歳6ヶ月、3歳の乳幼児に絵本をプレゼントする「ブックスタート」事業を実施しています。
さらに平成21年度からは、町内の小学校に入学する新1年生のみなさんに本をプレゼントする「セカンドブック」事業を行っています。
絵本や物語、科学の本、英語が入った本など、様々な20冊を用意しています。子どもたちの興味や関心に合わせて、宝物になる本が見つかるよう、図書館スタッフが心をこめて選びました。この中から1冊、お気に入りの本を新1年生の教室でプレゼントすることになります。

それぞれの本を2冊ずつ展示しています。1冊は貸出用ですが、もう1冊は見本としていつでも見ていただけるように、貸出不可としています。まずは図書館で手に取ってご覧ください。
これから小学生になる皆さんが、大切な1冊と出会えますように。(スタッフM.H)
水巻町図書館には、多数の視聴覚資料がありますが、利用の多いものや微細な傷などがついて再生がうまくできないものなどを貸出対象から外し、新しいCDやDVDに入れ替えています。
昨年度までは、従来のビデオテープの資料を6年程度かけてDVDに入れ替える計画の下、比較的多くのDVDを購入しつつ、CDの入れ替えを行い、ビデオテープの資料はなくなりました。
今年2020年は、図書館・歴史資料館の開館20周年ということもあり、平年の視聴覚資料の入れ替えよりも多くの買替、買い増しを行っています。
案内が遅れましたが、すでに第一陣で準備が整い、視聴が可能となっていた「新着CD、DVD」棚の資料を所定の位置に配架しなおし、先日、第2陣で準備が整った資料に入れ替えています。


コロナ禍のため、いまだ一部のAVブースのご提供しかできておりませんが、町内利用者の方には貸出もできますので、気になる資料がありましたら、ケースをカウンターまでをお持ちいただき、なお外出がままならないこれからの余暇にお楽しみください。 (職員K)
12月9日(水)赤ちゃん絵本の相談室を行いました。
この日参加してくれた親子は、6ヶ月、11ヶ月、1歳4ヶ月の3組。少し早めに来た11ヶ月の赤ちゃんに、くまの手袋人形で「こんにちは」とあいさつすると、ニコニコしながら頭をすこーし下げて、「こんにちは」を返してくれます。
コミュニケーションがもうきちんとできている!これは、絵本も読みがいがあるというものです。
コロナのためにおはなしのおうちを閉鎖しているので、視聴覚ホールでディスタンスをとりながらの開催です。わらべうた「このこどこのこ かっちんこ」の歌詞に赤ちゃんの名前を入れながら、みんなで歌います。おかあさんが笑顔で歌うと赤ちゃんもごきげんです。
『あそびましょ』(松谷みよ子 文 丸木俊 絵 偕成社)という絵本を読みました。絵本にでてくるあいさつやしぐさをまねして楽しむことのできる絵本です。
日本の赤ちゃん絵本は、世界でも群を抜いて豊富に出版されているそうです。先日、『いないいないばあ』(松谷みよ子 文 瀬川康男 絵 童心社)が刊行から53年で700万部を突破したというニュースがありました。世代をこえて読み継がれる絵本の代表格といえるでしょう。赤ちゃんと絵本を楽しむことで、おかあさんも赤ちゃんも笑顔になってくれたら、実演者も幸せです。

実演を見ながら、読み聞かせのポイントがわかります
次回の開催は、年が明けて、1月13日(水)11時からの予定です。
コロナウイルス感染症対策のため、事前予約、3組までとさせていただいています。
「赤ちゃんと絵本で楽しむ相談室」、みなさまのお越しをお待ちしています。
スタッフYN
いよいよ今年も残すところ、あとわずか。
気温も10℃以下になる日が続き、12月らしさを感じます。
さて、今年も図書館にクリスマスがやってきました。
入口を入って、まず目に入るのは、こちらではないでしょうか?

クリスマスカラーが鮮やかです
ボランティア団体「折り紙ボランティア水巻」の皆さんが作った、毎年恒例の折り紙アートです。
今年のテーマは「アドベントカレンダー」です。アドベントカレンダーとは、イエス・キリストの誕生日であるクリスマスまでカウントをしていくカレンダーです。
数字の箇所を見ると、サンタさんや星、ベルなど可愛く飾られています。1番上を見ると、ゴールの24日が、サンタさんになっていて、楽しい気分になりますね。
しかし、それだけではありません。

サンタ・アマビエが勢ぞろい
手前に目をやると、なんと!たくさんのアマビエ達が!サンタの格好は珍しいですね。
アマビエは、江戸時代に現れたと言われている妖怪です。新型コロナウイルスの感染拡大を鎮めるため、SNS上に姿を見せ、話題になりました。飾られているアマビエは、12月24日から先着でご希望の方に差し上げる予定です。ぜひ、お家にアマビエをお迎えして、コロナウイルス防止のお守りにしてください。
なお、この折り紙アートとアマビエ達は撮影できます。“映える”写真を撮って、SNS等で拡散をお願いします!
他にも、入口付近と、貸出カウンター前にクリスマスツリーを飾っています。


クリスマスムードを高めてくれるツリーたち
児童コーナーには、クリスマスの本をたくさん集めた展示もしていますので、そちらもぜひご利用ください。
(職員F)
11月も早くも半ば。気温もぐっと低くなり、日常生活でも冬服の準備やストーブを出し始める頃ではないでしょうか。
さて、図書館にも、冬にぴったりな本のコーナーができました。
まず1つ目は、児童架にあるクリスマスコーナーです。

誰かにプレゼントしたくなる本が見つかるかも…
236冊揃えたクリスマスの本の中から、今回はオススメの本を2冊ご紹介します。

「ちびうさクリスマス!」 ハリー・ホース/作 千葉 茂樹/訳 光村教育図書/出版
サンタさんに、赤いソリをお願いしたちびうさ。お願いどおり、赤いソリをもらうことができ、早速、遊びに出かけます。果たして友達と仲良く遊ぶことができるのでしょうか? わがままできまぐれ、だけど憎めないちびうさのお話です。

「まどから☆おくりもの」 五味 太郎/作・絵 偕成社/出版
クリスマスにプレゼントを届けに行くサンタさん。この家には誰が住んでいるのかな?誰のお家か、窓からしか分かりません…。この本は、家の窓が切り抜かれているしかけ本になっています。窓の中が気になって、ワクワクしながら、次のページをめくれます。
次に紹介するのは、新刊案内のお隣に設けた年賀状コーナーです。

年賀状や手紙に関する書籍が68冊!
こちらでもおススメの本を紹介します。

手作りで自己表現!季節のはがき 角川SSコミュニケーションズ
消しゴムはんこや切り絵など、年賀状や手紙を少しオシャレにできる技法が掲載されています。中でも、鶴の消しゴムはんこと水性ペンで書いた竹が描かれた作品は、とても見栄えがよいデザインだと思いました。
今年の年賀状は、いつもとは違う一工夫を入れてみませんか?
その他にも、干支のデザイン集やパソコンでの年賀状の作り方、また、オリジナルスタンプの作り方等紹介した本を幅広く取り揃えています。
今年も残すところ後、2か月を切りました。
まだまだ、新型コロナウイルスの影響が続きそうですが、お体に気を付けて、今年の冬をお過ごしください。(職員F)
水巻町図書館では、11月から赤ちゃん絵本の相談室を始めました。
コロナウイルス対策のために実施できない「赤ちゃんと楽しむおはなし会」にかわるものです。
どんなふうに読めばいいの?赤ちゃんはどんな絵本を喜ぶの?といった疑問に、
実演をまじえながらスタッフがお答えします。
赤ちゃんは、5,6カ月頃から認知が始まり、身近な人に語りかけられることをとても喜びます。わらべうたや絵本で、赤ちゃんにいっぱい語りかけてあげましょう。
図書館のスタッフは、そのためのお手伝いをぜひしたいと思っています。

「よ・だ・れ」 小風さち/文 及川賢治/絵 福音館書店
「あーちゃんはよだれがいっぱいでます。
ぶくぶく ぶう」
わらっても ないても 「やややーん よよよーん」
この絵本は、大きく赤ちゃんの顔が描かれ、1ページにひとつの事象という、赤ちゃん絵本の要件をみたしています。
オノマトペでやさしい語感の言葉。笑っても泣いてもよだれがあふれる赤ちゃんを見て、そうそう、赤ちゃんって、そういうもの、と、子育ての経験のある人ならほほえましく読むことができます。
そして、絵本の最後。あーちゃんがよだれをいっぱい出していたのには、とっても大切な理由があったのです!
赤ちゃんの成長と笑顔は、何よりも幸せのタネですね。
毎月第2水曜日11時から、おおむね30分程度の予定で行います。
なお、コロナ禍やインフルエンザ流行の折り、赤ちゃんの安全を考慮し、事前申込みとし、親子で3組までの参加とさせていただきます。
12月は、9日(水曜日)に開催予定です。
参加のご希望は、図書館のカウンター、若しくはお電話にてお伝えください。
感染症への対策をして、視聴覚ホールで、みなさまをお待ちしています。
(スタッフY・N)
気が付けば日中もだいぶ涼しくなってきて、外では金木犀のいい香りがしてくる季節になりました。
本来ならまさに行楽のベストシーズンですが、今年はまだ自粛…と考える方もいらっしゃるのではないかと思います。
今月の水巻町図書館の展示は、「旅する本棚」と銘打って、古今東西様々な「旅」をテーマにした本を集めてみました。実際に遠くへ出かけるのは難しいかもしれませんが、本の中でなら世界中どこへだって行ってみることができます。
読書の秋、そしてステイホームの秋の夜長のお供に一冊いかがでしょうか。

“旅”のガイドは図書館がつとめます。
子ども向けの本から、小説や写真集はもちろん、ちょっとマニアックなものまで色々な本がそろっていますよ。棚にあるとなかなか出会えない運命の一冊が見つかるかも?(スタッフE.N)
9月も後半になり、日中の暑さはまだまだですが、日によっては、ずいぶん過ごしやすくなってきました。
9月19日(土)は、「タミー先生と英語で遊ぼう!」が開催されました。
新型コロナウイルス感染対策として、入場前に検温を行い、ソーシャルディスタンスを保つため、参加者を6組に限定しての開催となりました。

How is the weather today?(今日の天気は?)
天候を尋ねられた参加者は、sunny(晴) cloudy(曇) rainy(雨)と書かれた紙を指をさしながら、答えていきます。
他にも距離を保ちながら、近くの方と天気について質問をやり取りしていました。
新型コロナウイルス感染防止のため、大きな声で話はできませんでしたが、軽く体を動かしつつ、タミー先生に続いて発音をすることで積極的に「英語の遊び」ができたのではないでしょうか。
次回の「タミー先生と英語で遊ぼう!」は、来月10月17日(土)の13時20分から開催予定です。
その際も入場前に検温させていただき、6組限定ですので、予めご了承ください。(職員F)
近年、大雨などによる災害が増えてきています。
どこか他人事のようにも思えてしまいますが、明日は我が身かもしれません。
いざという時に慌てないためにも普段からの備えが大切です。
今月の展示架では、そんな「もしも」の時のために役立つ本を集めています。

万が一に備え、何をすれば…。
非常食や防災グッズ、車中泊などの身近なことから防災マップ作りの本まで幅広く揃えました。
気軽に読めるものも多いので、この機会にお手に取られてみてください。
また、水巻町の防災マップの一部を掲示しています。
各家庭に配布されているかと思いますので、自分はどこに避難したらいいのか、何を準備したらいいのか・・・今一度、確認をしておかれるといいかと思います。
自分や家族の命を守るために、出来ることから始めてみませんか?(スタッフT)
大切な人にもう長い間会えないでいる…今、そんなもどかしい気持ちをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
水巻町図書館、今月からの児童架展示テーマは、「会えないあの人に贈りたい絵本」です。

会えない人に贈りたい…
「会いたい気持ち」や「希望」「つながっているよ」そんなキーワードで絵本を集めました。そのなかでおすすめの絵本を1冊ご紹介します。

『ヒワとゾウガメ』 安東みきえ/さく ミロコマチコ/え 佼成出版社
『ヒワとゾウガメ』 安東みきえ/さく、ミロコマチコ/え、佼成出版社 です。
主人公はもうずいぶん長く生きているゾウガメと、おしゃべりな一羽のヒワ。
ヒワは、ゾウガメの甲羅の上に乗って「あたしたちともだちだから いつもいっしょだよ」といいます。けれどもゾウガメは、「仲良くなった小鳥はみんないなくなってしまった。いつか自分をおいていなくなってしまうのなら、ともだちになどならないほうがいい…。」と、ヒワの気持ちをうっとうしくさえ思っていました。
ある日ゾウガメは、ヒワから海のむこうにいるゾウという生きものの話を聞きます。自分の仲間かもしれないと胸をおどらせるゾウガメ。そんなゾウガメのために、ヒワはゾウをさがしてくるといって、海の向こうへ飛び立ち、そのまま何日ももどって来なくて…。
担当の編集さんは、安東みきえさんの原作文を読んで、ミロコマチコさんの描く大胆で繊細なカメの絵をすぐ思い浮かべ、この顔ぶれの絵本ができあがったそうです。帰ってこないヒワを待つゾウガメの暗い気持ちを描くページ、太陽ののぼる海のかなたに小さくヒワの姿を見つけて必死で駆けるゾウガメを描くページ。ミロコマチコさんの画力が、ゾウガメとヒワの友情を描き出して圧巻です。
大切なひとやものの存在に気づかせてくれる絵本です。ぜひ、手にとられてみてください。(スタッフY・N)