ブルーナーさんと佐藤さとるさんを偲んで

悲しいお知らせがふたつも届きました。うさぎのミッフィー(うさこちゃん)で知られるオランダの絵本作家ディック・ブルーナーさんが16日、ユトレヒトで亡くなりました(享年89歳)。発表したオランダの出版社によると、自宅で安らかに息を引き取られたとのことです。石井桃子さんの訳で1964年に出版された「うさこちゃん」は、日本の子どもたちみんなに愛されました。うさこちゃんがいつも正面を向いているのは、子どもと必ず向かい合うため、と聞いたとき、ブルーナーさんの幼い子どもへの愛情を感じました。ミッフィーシリーズは世界の50ヵ国以上で翻訳されています。日本のミッフィー情報サイトを開くと、ミッフィーが大粒の涙をこぼして「お父さん」の死を悼んでいます。世界中の子どもに愛されたミッフィーを世に送り出してくださったブルーナーさん、安らかにお眠りください。

 

また、コロボックル物語シリーズなどファンタジー作品で知られる児童文学作家、佐藤さとる(さとう・さとる、本名・暁=さとる)さんは9日、心不全のため亡くなりました(享年89歳)。「だれも知らない小さな国」で毎日出版文化賞を受賞。1967年「おばさんのひこうき」で野間児童文学賞、2007年「本朝奇談(にほんふしぎばなし) 天狗童子(てんぐどうじ)」で赤い鳥文学賞を受賞なさっています。「コロボックル物語」はアイヌの伝説である小人をモデルに、人間と自然の共生を描いています。2014年には、コロボックルの大ファンだったという有川浩さんが、「コロボックル絵物語」を発表されました。佐藤さとるさん、たくさんの素晴らしい児童書を日本の子どもたちに届けてくださって、ありがとうございました。

 

お二人の書かれた児童書と関連する資料を児童コーナーの展示架に置いています。

ディック・ブルーナーさんと佐藤さとるさんの素晴らしい功績を讃え、 急遽、お二人の著書や関連する資料の展示架を作りました。

ディック・ブルーナーさんと佐藤さとるさんの素晴らしい功績を讃え、
急遽、お二人の著書や関連する資料の展示架を作りました。

また、ブルーナーさんの資料は、当館オランダコーナーにもたくさん置いていますので、是非ご覧ください。

なおこの文章は、日本のミッフィー情報サイト(Dickbru.jp)と朝日新聞記事を参照させていただきました。

(スタッフY.N)