会いたいあの人に贈りたい絵本

大切な人にもう長い間会えないでいる…今、そんなもどかしい気持ちをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

水巻町図書館、今月からの児童架展示テーマは、「会えないあの人に贈りたい絵本」です。

展示2.0

会えない人に贈りたい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「会いたい気持ち」や「希望」「つながっているよ」そんなキーワードで絵本を集めました。そのなかでおすすめの絵本を1冊ご紹介します。

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『ヒワとゾウガメ』                         安東みきえ/さく ミロコマチコ/え  佼成出版社

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ヒワとゾウガメ』 安東みきえ/さく、ミロコマチコ/え、佼成出版社 です。

主人公はもうずいぶん長く生きているゾウガメと、おしゃべりな一羽のヒワ。

ヒワは、ゾウガメの甲羅の上に乗って「あたしたちともだちだから いつもいっしょだよ」といいます。けれどもゾウガメは、「仲良くなった小鳥はみんないなくなってしまった。いつか自分をおいていなくなってしまうのなら、ともだちになどならないほうがいい…。」と、ヒワの気持ちをうっとうしくさえ思っていました。

ある日ゾウガメは、ヒワから海のむこうにいるゾウという生きものの話を聞きます。自分の仲間かもしれないと胸をおどらせるゾウガメ。そんなゾウガメのために、ヒワはゾウをさがしてくるといって、海の向こうへ飛び立ち、そのまま何日ももどって来なくて…。

担当の編集さんは、安東みきえさんの原作文を読んで、ミロコマチコさんの描く大胆で繊細なカメの絵をすぐ思い浮かべ、この顔ぶれの絵本ができあがったそうです。帰ってこないヒワを待つゾウガメの暗い気持ちを描くページ、太陽ののぼる海のかなたに小さくヒワの姿を見つけて必死で駆けるゾウガメを描くページ。ミロコマチコさんの画力が、ゾウガメとヒワの友情を描き出して圧巻です。

大切なひとやものの存在に気づかせてくれる絵本です。ぜひ、手にとられてみてください。(スタッフY・N)