Monthly Archiv: 3月, 2017

ご家族で是非読んでもらいたい絵本

3月11日のあの日が、今年も近づいてきました。6年目となる今年も、先日の2月28日には、震度5弱の地震が宮城県・福島県であり、気象庁から東日本大震災の余震がまだ続いていると発表されたことは、皆さんの記憶に新しいと思います。

東日本大震災で被災された方々が震災の傷跡が癒えない中、不安な日々を過ごされていると思うと、心痛な思いでいっぱいになります。

3.11のあの日を風化させないためにも、水巻町図書館では、毎年3月に関連する資料を展示して、広く皆さんに見ていただくととしています。

 

今日はその中の絵本「ハナミズキのみち( 浅沼 ミキ子/文  黒井 健/絵  金の星社 刊)」をご紹介します。

作者の浅沼ミキ子さんは、陸前高田市にお住まいで

ハナミズキのみち (浅沼 ミキ子/文  黒井 健/絵   金の星社 刊)

ハナミズキのみち
(浅沼 ミキ子/文  黒井 健/絵
  金の星社 刊)

震災時、市役所の臨時職員として、市民の避難誘導に任務されていた25歳になる息子さんを津波によって亡くされました。

息子さんに再会したのは、10日後の遺体安置所でした。浅沼さんは、息子さんを亡くされたことから悲しみにくれる日々を過ごされていましたが、ある時、息子さんの声が聴こえてきたそうです。

「おかあさんの泣き声が聞こえる。もう泣かないで。楽しかったことを思い出してわらっていてね。

ぼくは、ここから見てるから。あかあさん、おねがい。

ぼくが大すきだったのハナミズキの木をたくさんたくさんうえてね。

津波が来たとき、みんながあんぜんなところへにげる目じるしに、ハナミズキのみちをつくってね。(中略)

ぼくは木になったり花になって、みんなをまもっていきたいんだ。」(本文一部抜粋)。

浅沼さんは、この息子さんの思いを、また痛ましいこの出来事を風化させないため、そして母親としての思いを後世に残そうと、イラストレーターの黒井健さんのご協力を得て、2013年5月にこの絵本が金の星社から発刊されました。

 

親子の愛情の深さと、これから前向きに生きていこうとする浅沼さんの強い決意が感じられるこの絵本は、読む者すべての心に強く響く素晴らしい作品となっています。

 

 

 

 

是非皆さんも、お子さんとこの絵本を読んでいただき、読後はご家族で命の尊さ、親子の愛情についてお話しいただければと思います。お奨めの絵本です。(館長 古川 弘之)

 

※ この記事は、家読推進プロジェクト及び、金の星社のご協力のもと、作成いたしました。

3月の展示架です。

3月は年度末でもあり、なんとなく慌ただしい感じるものです。そんな月の展示架は・・・

 

3月の展示架です。

3月の展示架です。

 

 

 

例年、月別統計でも最も自殺者が多いとされる3月は、「自殺対策強化月間」と定められ、ひとりひとりが悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞くことで支え合う意識を持つ「ゲートキーパー」になってもらい、助けが必要な人への支援活動が官民一体となって行われています。

 

3月は「自殺対策強化月間」です。 これに関連する図書の展示を行っています。

3月は「自殺対策強化月間」です。
これに関連する図書の展示を行っています。

 

水巻町図書館では、関連する資料や、ほっとひと息つけるような本を展示しています。心の休息に、或いは、一歩前へ踏み出すための助けに少しでもなるような本が見つかることを心から願っています。また、この月を機に、自分自身や身近な人の、心のサインをひろってお話を聞いてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

また、同時展示として、「東日本大震災」に関する資料も並んでいます。

また同時に「あのときの記憶」を風化させないために東日本大震災に関連する資料も展示しています。

また同時に「あのときの記憶」を風化させないために
東日本大震災に関連する資料も展示しています。

 

あの2011年3月11日から、もう6年がたとうとしている今、なお復興作業は続けられています。昨年九州でも大きな災害被害がありました。あの記憶を忘れないためにも、当時の記録や展示資料で、震災・防災に関する意識を持ち直す機会になればと思います。

どうか展示架の前に足を止めて、手に取っていただきますように・・・。(スタッフW)