6月17日(土)、今日は開館直後から、多くの方々に来館していただき、一日の来館者数が1000人を超え、大変活気のある館内でした。今日ご来館いただいた皆様に対して、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
今日はそれ以外に嬉しいことがもう一つありました。
町内に住む小学生の女の子が、カウンターのスタッフに対して、「日頃のお礼です。」と言って、家に咲いていた「紫陽花の花」をプレゼントしてくれました。ピンク色のとても素敵な紫陽花で、早速スタッフルームに飾らせていただきましたよ。

ピンク色のとてもきれいな紫陽花の花です。
ほんとにうれしい限りです。
ありがとうございました。
女の子からの「心のこもったプレゼント」に我々一同は、思わず感動してしまいました。
今後とも、皆様から「ありがとう」という一言をいただけるように職員・スタッフ一同、頑張っていきたいと思いますので、これからも、水巻町図書館をよろしくお願いいたします。(館長 古川)
「あかちゃん絵本コーナー」に『ブルーナの絵本』の本棚ができました。
『うさこちゃん(ミッフィー)』で知られるディック・ブルーナは、オランダの作家です。(残念ながら今年2月に亡くなられました。)
オランダと深いつながりを持つ水巻町図書館では、オランダコーナーにオランダの作品を集めていますが、小さい利用者さんのために「ブルーナのえほん」コーナーを作りました。

「おはなしのおうち」にある赤ちゃん絵本コーナーに
ブルーナの絵本を集めた棚を作りました。
皆さんが大好きなミッフィーちゃんに会いにきてくださいね!
日本でうさこちゃんが紹介されてから50年以上たちますが、シンプルな線とたった6色で描かれたブルーナの絵本は、変わらず優しく温かく私たちに語りかけてくれています。
新しく入った本は、ブルーナの絵本のために作られた「ウサコズフォント」という書体で書かれ、オランダの原書のイメージに近くなっています。
清潔や勤勉を心掛けるオランダの人たちの暮らしぶりがわかる「ぶたのうたこさん」のシリーズ3冊も入りました。
赤ちゃんから大人まで、うさこちゃん(ミッフィー)が好きな人は見に来てくださいね!(スタッフH)
6月の展示架は、日本の森羅万象に敬意を払い、日本民俗学の道を拓いたふたりの人類学者、南方熊楠と柳田国男についての資料を展示しました。

6月の展示架は、ふたりの人類学者、南方熊楠と柳田國男に
関する資料を集めてみました。
2017年は、南方熊楠(みなかたくまぐす)の生誕150年にあたります。和歌山県西牟婁郡白浜町にある「南方熊楠記念館」のホームページを見ますと、南方熊楠は、けた外れの偉人だったようで、様々なエピソードが残っています。植物学者、人類学者として知られ、学問的業績が幅広く、エコロジー運動の先駆者との評価もあります。

様々なエピソードが残るほど、偉大な人物だった南方熊楠。
彼の偉大な業績がわかる様々な資料を集めてみました。
また、柳田国男(國男の表記もあります)は日本各地の伝説を調査し、多くの著作を残しました。『遠野物語』は、京極夏彦など、現代の作家によって現代語訳もされ、今も読み継がれています。

『遠野物語』など、現代においても多くの人
に読み継がれている作品を残した柳田国男。
彼に関連する多くの資料もこの展示架に集めています。
前述の「南方熊楠記念館」のホームページから引用しますと、
「柳田國男は、日本民俗学の父と「いわれる学者であるが、1911年(明治44年)2月、熊楠が『人類学会雑誌』に《山神オコゼを好む》」を発表したことが契機となり、熊楠に民俗学上の質問の手紙を出し、熊楠がそれに詳しく答えたりして、盛んに文通が行われ、この2人の交流は初期の日本民俗学の発展に大きな役割を果たした。1913年(大正2年)の年末には、柳田は田辺まで熊楠を訪ねてきている。」とあります。
この二人が実際に会ったときのエピソードが奇想天外なのですが、それはぜひ資料をご覧になってください。私は、水木しげる作の漫画『猫楠』(ÝCミ80。展示架1にあります)で読んで、肝をつぶしました。ぜひ、手に取ってご覧ください。
多くの方のご来館をお待ちしています。(スタッフN)